歯科医さんの投資術

投資初心者の歯科医に投資の知識は必要か?良本を一冊読むだけで大丈夫

投資を始めたいけど時間がない。けっこうな勉強をしないと難しいだろうなぁ。

そんなふうに悩む歯科医の方も多いでしょう。一番大きい理由は仕事が忙しいから。筆者も税理士という仕事ではありますが、お気持ちは良く分かります。

 

15年以上投資をしてきて、100冊以上は投資本を読んできました。

その中から2冊の良本をご紹介します。タイトルで好みの方を選べば大丈夫。

  • 敗者のゲーム
  • ウォール街のランダム・ウォーカー

※どちらもアメリカの本で、時の流れに耐えてきた古典的名著です。

 

記事自体は2分ほどで読めるかんたんな内容ですし、名著の言葉を借りて長期投資を紹介しています。

長期投資はテレビで見るようなトレーダーのように画面に張り付くこともありません。

投資方針を理解したら、仕事を頑張り余暇を楽しめるので断然オススメです。

投資に特別な知識は不要

投資をする上で一番大切なことは続ける事です。

歴史的に株式は常に成長をしてきました。短期では驚くほど乱高下をしているのに、長期では安定をするので。

 

とはいっても、言葉ではなかなか伝わりませんよね。

過去100年間の実際を見た方が分かりやすいかも知れません。

画像引用元:敗者のゲームP81より

上記を見る限り、もっとも成長しているのは株式です。注意点としてはアメリカの株式になります。

日本はバブル崩壊があったじゃないか、という声も聞こえてきます(笑)

しかしアメリカでも20世紀には株式の死とまで言われた1929年の世界恐慌があります。当時、ダウ工業株平均は最高値から89%も下落しました。

また歴史的に有名な1987年のブラックマンデーでも、ダウ工業株平均は30%以上も下落しています。

それでもアメリカの株式はこれらを乗り越えてきた、という事です

私たちは過去を知ったうえで、これから投資をすることが出来ます。ダウ工業株平均といった国を代表する株式指数をひたすら保有を続けること。

これを徹底すれば良いので、投資に知識はいりませんよ、となります。

日本はバブル後の最高値をいまだに更新していないと聞こえてきそうですが、それだけ異常な価格が付けられていた、という事でしょう。

そのバブルを含んでも日本は約130年間を見ると株式の成長率自体はアメリカと大きな差はありません。

画像引用元:130年間の超長期株価チャートから分かること

アメリカに比べ、凹凸が大きかったり低迷期が長かったりしますが、これは当時の日本が新興国だった、という事ですね。

アメリカの株式へ投資した場合、年6.7%が平均リターンです。また、日本も130年で平均6.7%と同じ数字をあげています。

株式は常に成長をしてきたと知ることが一番大切

歴史から見ると、投資家ができる最良の選択は保有をし続ける、という一点のみです。

世界一の投資家ウォーレン・バフェットの言葉を借ります。

彼は妻へ自分の死後、投資についてはこう残しています。

「資産の90%はS&P500、残り10%は政府短期国債に投資をするように」

S&P500とはアメリカの大企業500社の株価指数です。またそれに連動する投資商品もあります。(もちろん日本からでも購入できます)

政府短期国債は日本ではあまり聞かない言葉ですね。1年未満の短期国債です。ゼロ金利に近い日本であれば銀行の定期預金で代用すれば良いでしょう。

 

バフェットはアメリカの経済紙Forbes(フォーブス)で、世界お金持ちランキング3位です。

その金額は825億ドル(9兆750億円)を保有。ちょっとした国家予算レベルですね。

※2019年3月5日発表時点

参考までに2位はMicrosoft創業者ビル・ゲイツ、1位はAmazon創業者ジェフ・ベゾスです。

ランキングに入るのは、世界を変えたビジネスの事業家ばかりで、投資家はバフェットくらいしかいません。

 

彼が愛する妻へ伝えている投資は、S&P500を保有しなさい、という事です。2019年6月現在は、アメリカだけでなく全世界の株式へ投資が可能です。

株式投資は危険、ギャンブルと言われる事もありますが、私は過去の歴史とウォーレン・バフェットの言葉を信じます。

投資の知識がなくても出来るインデックス投資

投資の知識がないままでも投資が出来るものとして、インデックス投資という投資法があります。

インデックスとはTOPIXのような指数のこと。他にはアメリカのダウ工業株平均やS&P500が有名ですね。

また各国だけでなく、MSCI ACWIという全世界の株式指数もあります。

この市場平均、バフェットが言った言葉通りならS&P500に連動する商品を保有し続けるのがインデックス投資です。

積極的なトレードの方が良いのでは?

人気が出る前の株を買っておいて、値段が高くなった時に売り抜くのが株式投資では?と思う人も多いですが、実際のところ成功する人は稀です。

ルールを分からないまま取引をしても、上がるか下がるかしかありませんので50%の確率で勝てます。

しかし実際には取引手数料、利益確定時の税金がありますので続ければ続けるほど、そのコストは重くのしかかります。

実際にプロのファンドマネージャーが市場平均に勝つために運用するアクティブファンドというものがあります。

金融のプロが心血を注いでも市場平均に勝てる確率は40%以下というデータもあります。

それほどコストというのはリターンに直結するものです。

参考:東証マネ部―「アクティブファンドがインデックスに勝てない」根拠とは?

 

これが出来たので、バフェットは生きる伝説となっているのです。

『敗者のゲーム』の著者チャールズ・エリスはこの事を「運用機関は市場には勝てない。市場が運用機関に勝っている」と作中で述べています。

では、どうするかというと、ベターな戦略として市場平均を保有し続ける事になるのですね。

投資を長期間つづける事に対する不安は安心にかわる

とはいえ市場平均を保有し続けるだけと言っても、私たちはまだリーマンショックの事をしっかりと覚えています。

世界中の株価が下がり、日本経済も煽りをうけ倒産した会社もありました。

 

私の友人は製造業に勤めていましたが、工場を動かすにも仕事が無いという事で、国に申請を出して水曜日や木曜日が休みという状態だったのを今でも覚えています。

 

それでも長期で見れば、市場平均を保有し続けるほど、暴騰や急落をのみこみリターンのブレを安定させます。

画像引用元:敗者のゲームP81より

アメリカでの株式という事もあり、為替も考える必要がありますが20年保有すれば鉄板といって良いでしょう。

日本ではこういった考えがなかなか普及しないのですが、海外の良書を読むことで少しずつ理解が進むと思っています。

まとめ|投資を勉強しなくても良本を一冊読めば十分に理解できる

上記で書いてきたことは、投資でも古典的名著といわれる2冊を中心に紹介しています。

まとめると以下のようになります。

本日のまとめ
  • 投資に特別な知識は不要
  • インデックス投資を続けることが大切
  • 歴史的に株式は常に成長をしてきた

つみたてNISAも同じような思想から指数に連動する投資信託しか選べないようになっています。

興味があるうちに、まずは一冊読んでみる事をオススメします。

私のオススメは読みやすく2時間ほどで読める「敗者のゲーム」です。

タイトルからして興味を引いてくれますし、各章も10~15ページほどで読んでいて飽きません。

※記事中で利用した写真は「敗者のゲーム」になります。

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