そろそろ仕事も安定をして、今後は安定して投資を始めたい。今までは医療一筋で頑張ってきたので投資に興味はあるけど何から始めたら良いだろうか。
そう悩んでいる開業医の方は多いと思います。お仕事が大変で、収入も困らないので中々投資を考える機会が少ないですよね。
筆者も税理士という仕事ではありますが、お気持ちは良く分かります。
まずは、悩めるあなたに誰でも簡単にできて、手間のかからない投資をご紹介します。
もちろん怪しい話ではありません。金融庁が管轄の「つみたてNISA」の話です。
2019年6月時点では将来の年金不足が2000万円等、ニュースが良く流れています。
金融庁はそういったニーズに対して「つみたてNISA」を用意していたのですが。。。
2分ほどで読める記事ですし、内容も簡単な紹介です。投資をどうしようかなと悩めるあなたの参考になります。
目次
つみたてNISAの制度
つみたてNISAは2018年より始まった長期・積立・分散投資を推進するための非課税口座です。
名前だけは聞いた事がある、という人も多いでしょう。
非課税期間は2018年から2037年までなので、期間が決まっているので早く始めた方がお得です。
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投資できる最大金額が年間40万円と少なく感じるかも知れませんが、初めのうちはこれくらいが良いです。
行動経済学のプロスペクト理論で証明されていますが、人間は損をする方が精神的苦痛を受けます。
まずは小額で投資に慣れるには最適な制度です。
また、金融庁が推奨している制度ですのでひと昔前の怪しい投資信託は一切ありません。
いわゆる普通の人が長期投資をした時に不利にならないよう「金融庁フィルター」がかかっています。
つみたてNISAは簡単に口座開設できる
つみたてNISAを始めるに証券会社が口座開設だけで大丈夫です。
セットで、つみたてNISAも申し込めるようになっているので、申し込みも一本化できて便利ですね。
事前に用意しておいた方が良いものは以下です。
- 運転免許証(もしくは保険証)
- マイナンバー通知書(もしくはマイナンバーカード)
- 住民票の写し
非課税枠の為、免許証のコピー、マイナンバーのコピー、住民票の写しを提出する必要があります。
封筒や手続きは全て証券会社がやってくれます。申し込みから2週間ほど期間がかかります。
思っている以上に簡単なので、口座を作るだけでもチャレンジしてみて下さい。思い立った時に投資が出来ない、となるのは後々面倒になってしまいます。私は良くあるので。。
積立投資とありますが、いつでも積立金額を減額もしくは停止もできます。
自分に投資は合わないな、と思った時は、いつでも投資したものを売却して数日で現金化が可能。
小さく失敗するくらいで投資の経験を積むのが一番の近道と筆者は思っています。
つみたてNISAに失敗した時のデメリット
つみたてNISAは一部を除き投資信託しか選べません。
年間40万円という枠もあるので、最大損失は年40万円だけです。
また、借金をしている事もありませんので、投資した金額以上の損は出来ないという事です。
一番知っておいて欲しいのが、投資信託の商品が0円になる事は現実ではありえない、という事。
投資信託というのは、いろいろな株式会社をたくさん集めたパッケージ商品を思い浮かべるとイメージしやすいです。
本来、株式は1銘柄当たり10万円程度の資金が必要です。
しかし倒産リスクを考えると、たくさんの銘柄に投資をした方が安全ですよね。そうすると必要な金額はどんどん上がっていきます。
そこで沢山の人が出資をして、みんあで多くの銘柄に分散をしたものを保有するのが投資信託です。
つみたてNISAでは日経平均やTOPIXといった、新聞やニュースで目にするような株式指数に連動するものが中心になります。
日経平均が0になる時は全ての会社が瞬時に倒産した時です。
つみたてNISAで投資した商品が0円になる可能性というのは上記のような状態。ちょっと思い浮かばないですよね。
つみたてNISAにおすすめの投資商品は全世界株式
投資をするからには儲けたい、と同時に他の人より損をしたくないという意識もあります。
本記事では大本命といって良い商品を一つご紹介しますね。
結論としてはeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を推奨します。
株式を選んでいるのは少額投資&非課税口座の為、一番リターンが期待できるからです。
どういった商品かというと、全世界の株式に投資をする商品です。
日本やアメリカはもちろん、イギリスやドイツといった先進国、その他に新興国まで含みます。
世界の株式時価総額に比例しているのも良い点です。
現在はアメリカが世界の半分を占めていますが、もし世界の覇権国が変わった場合も連動するので長期で投資する安心感があります。
株式投資だけだと大丈夫か、と不安な方がいるかも知れませんが、つみたてNSIAが20年という期間を設けている事にも理由があります。
意外かも知れませんが、分散された株式は長期で保有し続ける事で、リターンのブレが小さくなってきます。
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引用元:バートン・マルキール著、ウォール街のランダム・ウォーカー
上記の画像をみると長期で保有すればするほど、損益のブレが狭まっている事が分かります。
特に20年以上保有した場合、損失どころかどの時代に保有をしてもプラスになります。
※注意点としてはアメリカで書かれた本ですので日本は含みません。また配当金を含む金額です。日本株式を選ぶ場合、配当金まで目をくばる必要があります。
この長期間保有した株式分散投資は、世界のどの国でもプラスリターンを示す傾向にあります。
全世界へ分散するというのは、世界経済の成長を受け取ると共に、一国に集中するリスクも排除してくれます。
つみたてNISAで選ぶ証券会社はSBI証券か楽天証券の二択
つみたてNISAを利用しよう!と思った場合、どの証券会社を選べば良いのか、と悩むかも知れません。
実際にはネット証券大手二社(SBI証券か楽天証券)を選んでおけば大丈夫です。
つみたてNISAで選ぶ事ができる商品はどの証券会社を選んでも同じだからです。
素直にネット証券1位のSBI証券か、楽天ポイントを使う人は楽天証券を選ぶと良いでしょう。
まとめ
記事をまとめると以下になります。
- つみたてNISAは20年間非課税期間がある少額積立投資の制度
- 証券会社が準備してくれるため、免許証コピー等を用意するだけで良い
- 年間40万円以上損をする事はできない
- 長期で株式分散投資をすれば利益・損失ともにブレが小さくなる
少額から投資が出来て、利益は非課税というお得な制度です。
興味があるうちに証券会社の口座開設だけでもチェックしてみましょう。
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